【モンハン偽解説*第1回】鋼龍クシャルダオラの生態!モンスターハンターでの特徴と金塵龍ガルバダオラ情報も!

鋼龍クシャルダオラ・はじめに
こんにちは。
古龍観測所の一般調査員です。
古龍たちの調査の現状や生態などを紹介するシリーズの第1弾、初回は「鋼龍クシャルダオラ」!
有名な古龍ですので知っている方も多いのでは。
でも意外と知らないこともあるかも?ぜひ最後までご覧ください!
このシリーズのコンセプトや「古龍って何?」みたいな基礎知識はこちら
【モンハン偽解説*第0回】古龍って何?モンスターハンターにおける生態から分類方法まで基礎知識
動画のほうが見やすい方はこちら↓
鋼龍クシャルダオラ・基本情報
まずは基本的なデータから。
クシャルダオラ

別名:鋼龍/風翔龍 (状態や地域により差)
分類:古龍目 鋼龍亜目 クシャナ科
英名:Kushala Daora
体調:17m~
体重:~1t以上
生息地:雪山~砂漠 様々。標高は高め

昔は「嵐龍」との呼び名もあったそうですが、あとからより“らしい”古龍が発見されたため、名前を譲った形になりました。→
初めて分類された古龍とも言われ、数も(古龍としては)多め。
卵も見つかっているほどで、研究は結構進んでいます。
その後に見つかる古龍種の基準ともなりました。
鋼龍クシャルダオラの特徴
クシャルダオラは、多くの文献に昔から登場しています。
特にポイントになるのが「嵐を起こす」こと。
恵みの雨をもたらす豊穣神
雨季の訪れを告げる風神
嵐を連れてくる悪魔
いけにえが必要な水神
死と再生の象徴
などなど…
色々な記述がありますね。
その他、特徴的なのは骨と肉の区別のない硬い甲殻、薄い翼。
そして、その硬い殻を脱皮していくという成長方法です。
鋼龍クシャルダオラの脱皮と食性
クシャルダオラは、たまに肉も食べるようですが、基本的には石、鉱石を食べて生きています。小さい頃からミネラルたっぷりの水も飲むことで、体表を固くしているのです。
そのため、個体ごと、地方ごとでその色や姿はちょっとずつ違います。
たぶん赤い鉱石ばかり食べさせていたら次の脱皮で赤っぽいクシャルダオラになるのでは?

クシャルダオラが硬い甲殻を持つにも関わらずどんどん脱皮するのは、自分の習性が原因です。風雨にさらされた金属はサビてしまいますが、クシャルダオラは自前で暴風雨を起こすので、自分でどんどんサビさせてしまうのです…
鉱石を食べるのは、成長だけでなく新しい甲殻への交換を兼ねているのです。
錆び始めてくると、クシャルダオラの体は段々黒ずんできます。
さらに錆びが進行すると、茶褐色に。

昔はこの時期を亜種だとしていたこともありましたが、後から脱皮前なだけだと判明しました。
そもそも亜種や変種って結構曖昧なままだったり実は亜種じゃなかったりするのです。
でも、クシャルダオラには近似種が存在しています!
それについては後述。
脱皮前のクシャルダオラ(茶色)は非常に気が立っています。
普段は穏やかで人間を気にしていない様子ですが、こういう時は攻撃します。
古龍と言えども、脱皮時は無防備になるため、安全を確保するためピリピリするのです。

安全なところでクシャルダオラは一気に脱皮をします。
実は本来の体色は真っ白で、脱皮してから甲殻が固まるまでの僅かな間だけその色が見られるという伝説もありますが、観測隊の目撃例はありません。
いくら「どんどん脱皮する」と言ってもそのサイクルは数十年。
どこでいつ脱皮するかも不明で、出会えるかどうかはかなり運が絡みます。
そして、脱皮後は数分で動けるようになり、体も徐々に硬化。
いつもの鋼色に戻る、という感じだとか。
これを繰り返して少しずつ大きくなっていくようですね。
鋼龍クシャルダオラの分類について
鋼龍クシャルダオラが当初古龍(未分類)に振り分けられた理由は、
当時近似種が見当たらなかったから
嵐のメカニズムが未解明だから
個体数が少ないから
生息範囲が広く、追跡が困難だから
脱皮について不明点が多かったから
などが挙げられます。
特に、嵐のメカニズムについては今でも未解明。
イャンクックが炎のような液を吐けるのはそれを作る器官が体内にあるから等、普通は何かしらの器官が関係しているはずです。
しかし、クシャルダオラが雨風を起こしていると思われる器官は解剖しても見つからないのです。
一応今のところは頭のツノだと言われていますが…確定はできていません。
脱皮についても、巣などの材料にしたい小型モンスター、大事な食料にする鉱石食モンスター、装備に使うハンターと、争奪戦になって殻さえ中々手に入りません。
「脱皮殻を見つけたがグラビモスが全部食べたので持って帰れるものはありません」という報告書もあるくらいです。

そもそもクシャルダオラを狩るとルート上の地域で雨が降らなくなり砂漠化…など環境全体に大きな影響があるため、安易に狩って調べることは不可能。
何より、暴風雨の中をクシャルダオラ同様、もしくはそれ以上のスピードで追跡するのは無理!
現在は進行ルート上で見張って探すのが一般的な方法です。
鋼龍クシャルダオラの近似種
クシャルダオラに亜種はいませんが、近似種はいます。
古龍に近似種がいるだけでも超レア!

名称:ガルバダオラ
別名:金塵龍
体長:クシャルダオラより少し大きめ
生息地:ほぼ不明
個体数:1体か2体くらい
金ピカのガルバダオラは、おそらく金鉱石を食べています。
成長の仕方は多分クシャルダオラと一緒でしょう。
ただ、ガルバダオラは暴風雨を起こさない代わりに、食べた金を体表からばらまき、攻撃手段にもしています。
調査員や同行のハンターの報告書からは
突然光ったと思ったら同僚が死んでいた
キラキラした粉を吸い込んだら動けなくなった
なんか吸い込みがすごかった
とにかく眩しくて目が開けていられない
などのよく分からない記述がたくさん。
同地域には「船出のときと別の場所に灯台が動いて釣り人を惑わせる幽霊灯台の昔話」なども伝わっています。
もしかしたらガルバダオラの仕業だったかも。
何にせよ調査は全然進んでいません。こちらは今後に期待!
次回予告

クシャルダオラについてはこのくらいでしょうか。
まだまだ調査は必要そうですね。
次回は、今話題のアイツです
それではまた!
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