【モンハン偽解説*第3回】天翔龍シャンティエンの生態!モンスタハンターフロンティア(MHF)からライズも参戦期待の古龍の困った習性

天翔龍シャンティエン/はじめに
こんにちは。
古龍観測所の一般調査員です。
古龍の調査現状や生態を紹介するシリーズ、早くも第3回は「天翔龍シャンティエン」!
空の高いところにいる古龍なので、あまり詳しくない人も多いことでしょう。
見つけるのも簡単、性格も穏やか…なのに調査難度はトップレベル!
一体なぜなのか…解説していきます!
このシリーズのコンセプトや「古龍って何?」みたいな基礎知識はこちら
【モンハン偽解説*第0回】古龍って何?モンスターハンターにおける生態から分類方法まで基礎知識
動画のほうが見やすい方はこちら↓
天翔龍シャンティエンの基本情報
まずは基本的なデータから。
詳しいことはあまり分かっていないのですが…

名称:シャンティエン(Xiang-Tien)
別名:天翔龍
分類:古龍種 翔龍亜目?シャン科?分類中
体長:20m~
生息地:高高度の上空
卵・繁殖:未確認
渡り:おそらくしていない
羽ばたきではなく、体内で圧縮した空気を体毛や翼の付け根から放出することで浮いているというビックリシステムの古龍です。
この空気は特別な成分を含んでいて、「翔気」という名前で呼ばれます。
この翔気で飛ぶだけでなく、
姿勢制御
攻撃
など色々に使われているようです。
翔気は肉眼でもキラキラ青く光って見え、体表に結晶化しているのもそれだとか。
ちなみに、体毛は超フッカフカです。高高度の空は寒いから、もしかしたら体温調節にも役立っているのかも。
なんと、シャンティエンの生態はこれくらいしか判明していることはありません。
理由は後述するとして、戦闘面では色々な事がわかっています。
シャンティエンは、モンスターの中でも珍しく、火・水・雷の3つの属性を使えます。ハンターさんで言うなら装備を3着持っているようなもので、付け替えて攻撃してくるんですね。
ただしそれぞれの属性には得手不得手があるようで、

水属性:上手で自由自在
火属性:それなりに使えるが、あまり強くない
雷属性:非常に強い出力だが、ヘタクソ
という違いがあります。
これをそれぞれ使って攻撃してくるのですが…
天翔龍シャンティエンの特性
天翔龍シャンティエンは、非常に穏やかな性格をしています。
見知らぬ人間の飛行船が縄張りに入ってきても、軽く威嚇をしてくるくらいに優しい古龍です。
でも困ったことに、縄張りを出ていかないとどんどん攻撃が激化していくんです。
これが調査を最悪に困難なことにしています。
際限なく攻撃が激化するというのは、本当に際限なくで、
マジで自分が死ぬまでやります。
最初は威嚇だけだったはずが、
水のブレスを吐いてきた
大風を起こして船を落とそうとする
雷を辺り一面に降らす
船の動力部を的確に狙ってくる
さらには、
火山に飛び込み、マグマをまとって不足していた火属性のパワーを補う
自分もろとも地上に叩きつけようとする
自身が傷つくのも構わず、強力な雷攻撃を放つ
などの報告が毎回上がっています。
雷属性はヘタクソと書きましたが、出力が強すぎて自分の体をも傷つけてしまうほどだからなのです。よって普段は使わないのですが、攻撃が激化するごとにどんどん使ってくるようになり、やがては疲れ果てて死んでしまいます。
こうなると調査も何もあったものではありません!
調査しようとする→見つかって怒られる→調査続行しようとすると死ぬまで攻撃
または →追い出されて調査不可能に
という流れが決まってしまうんです。調査しない or DIEです。
いつもはどうやって過ごしているのか?どこで寝てるのか?食事はいつ取るのか?どのくらいの頻度で地上に降りるのか?繁殖は?子供は?などなど、普通の古龍ならわかりそうな情報さえ得られません。

随分前になりますが、一度、「オオナズチの能力を転用できないか」という話が持ち上がったことがあるそうです。
オオナズチは周囲から見えないよう風景と自分の姿を同化させることができ、上空でも隠れる技術が開発できないか?ということですね。
でも結局は、オオナズチの力はオオナズチにしか使えないという結論に至り、計画は失敗に終わってしまいました。
そういうわけで、現在調査は死体解剖のみ。それ以外は技術の進化が起きない限り、手詰まりです。
天翔龍と生息域
天翔龍シャンティエンの住んでいる場所は、ほとんどの生物が生きられないような酸素の薄い、温度の低い場所です。
だからこそそこで生きられる数少ない生き物であるシャンティエンが単独で君臨し、必死になって縄張りを守っているわけですが…実は高高度の空にはもう1匹古龍がいます。天彗龍バルファルクです。

といっても、バルファルクとシャンティエンは喧嘩しているところを見たことがありません。喧嘩したなら、シャンティエンの性格を考えれば死体かボロボロのどちらかの姿が見つかるはずです。
二頭の縄張りがかぶっているのに争った形跡がない理由としては、
バルファルクはずっと飛んでいるわけではなく、あくまで通り道
バルファルクは飛ぶのが早いので、シャンティエンが追い出そうとする前に通り過ぎている
バルファルクの飛ぶ時の音はうるさいので、大きな音を嫌うシャンティエンはイヤがる
などが現在の学説として挙げられています。
特に「早いから注意する前にどっか行く」は正しいと思います。「私有地だぞ出て行け!」の「私ゆ」ぐらいでもう見えなくなってるからね。
そういうわけで、2頭は今のところうまくやっているようです。
人間ともそうやって仲良くしてくれるといいんだけどなぁ。調査したいだけでバトルは望んでないんだよ。

天翔龍シャンティエンの近似種
天翔龍シャンティエンには、今のところ亜種や希少種は見つかっていません。
特異個体はいたものの、先述の特性からすでに命を落としてしまいました。
そもそも、2頭以上が一緒にいたところを見たことがありません。どうせいたとしても2頭一緒に襲ってくるよ…

一応、近い生態を持つ古龍としては、アマツマガツチやバルファルクがいますが、どちらも似ていると言えるほどではありません。
次回予告
次回も例によって予定は未定ですが、シャンティエンのように装備を付け替えるようにして色々な属性を扱える器用な古龍たちがいる中、一種類だけ装備スロットが2つあるヤツがいます。つまり、同時に2つの属性を扱えるということですね。

次回はそいつか、別のやつです。お楽しみに。
また、シャンティエンの目をあざむく方法、怒らせないで済む方法をご存じの方がいたら、ドンドルマの古龍観測所本部までよろしくお願いします。どうでもいい文句はいらんぞ。
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